ご挨拶

 第95回日本産業衛生学会
 企画運営委員長 菅沼 成文
 (高知大学医学部環境医学教室教授・医学部長)

謹啓

 平素より日本産業衛生学会の活動に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
日本産業衛生学会は、2019年に創立90周年を迎え、100周年を迎える2029年までの10年間において、働く人の健康を通じて社会の健全な発展に貢献するために、変化するニーズを捉えた学術活動と最新の科学技術を活用した、全ての働く人を対象とする実践活動を推進しています。

 産業衛生活動の場となる企業等の事業場や各種労働現場は、人工知能(AI)の導入やモノのインターネット(IoT)等の技術革新やグローバル化によって労働の質や内容は大きく変化し、また、2020年初頭からの新型コロナ感染症の感染拡大の影響もあり、産業衛生活動の対象となる働く人の健康状態の格差や価値観の多様化が拡がっています。人の生活に直結する職場での健康管理は新たな局面を迎えており、産業保健の取組も、既存の枠組みでは考えつかなかった新しい働き方も想定して、健康管理を検討する必要が出てくると考えられます。

 日本産業衛生学会は、昭和4年(1929年)に発足以来、1945年に未開催であった年を除き、現在まで94回の学会を開催しています。このたび、第95回日本産業衛生学会を新型コロナ感染症対策を講じた上で、202252528日、高知市において集合開催、同時にWEB開催をハイブリッド形式で実施、その後61630日(予定)にオンデマンド開催させていただくことになりました。

テーマは「新しい時代の働き方と産業保健持続可能な社会を目指して」として、コロナ禍の中での企業や産業保健スタッフが経験した事例を共有し、次の時代の産業保健を考える機会としたいと考えております。

一人でも多くの皆さんの参加を歓迎するとともに、よりよい研鑽の場にしていただけますよう、お待ち申し上げています。